« 8月度エディター会議 | トップページ | みらいひろば杉戸 8月 »

2023年8月 4日 (金)

東京3ブロック 夏休み親子企画〜ユニセフハウス見学会〜開催報告

8月3日(木)、3ブロックエリア内にあるユニセフハウス(品川駅から徒歩圏内)の親子見学会を開催しました。

連日の暑さで、残念ながら、体調不良等のキャンセルが前日・当日と相次ぎました。

ニュースでも危険な暑さ(猛暑日)と報じられるほどの厳しい暑さでしたが、6組14名の親子にご参加いただきました。

 

ユニセフ(国際連合児童基金)は、皆さまから寄せられた募金で、世界の子どもたちの命と健康と未来を守るために活動している国連の機関です。

 

ユニセフハウスでは、それぞれの環境で生きている世界の子どもたちの、生まれながらにもつ「おなじ」と、厳しい現実が伝える「ちがい」を、さまざまな仕掛けによる体験型の展示によって体感することができ、かつユニセフの活動に理解を深めることができます。

 

例えば、毎日何十kgもの水がめを運ぶ13歳の女の子の日常を知るコーナーでは、

早朝からラクダを連れて水汲みに出かけ、運んで帰宅するのは夕方。そして帰宅後に、その日唯一の食事をやっと口にできるという日常を映像と展示で知ることができます。

そして、同じぐらいの重さの水がめも展示してあり、持ち上げてみることができます。

実際に持ち上げようとしましたが、水の入った水がめは私でも重すぎて持ち上げることができませんでした。

それを、朝食をとることができない子どもたちが運んでいるなんて!

体感してみると、更に考えさせられます。

 

世界の子どもや女性が水を運ぶために費やしている時間の合計は1日あたり2億時間以上!

川や池などの安全でない地表水をそのまま使っている人は、1億2200万人以上!

安全でない水を、大変な思いをして運んでいる実情がわかります。

日本では、水道をひねれば当たり前のように水がでますが、実はとてもすごいことだということを、今さらながら感じました。

また、ユニセフではそういった地域に、ただ井戸をつくってあげるというのではなく、現地の人たちに基礎的な衛生知識の普及や技術指導を行うことで、子どもたちの死亡やその地域の「貧困」状況を軽減させる支援を行なっているそうです。

 

他にも、大変な状況下にいる世界の子どもたちの現状を小学生のお子さんでも理解・体感できるような展示が多数。

専門のボランティアガイドの案内で、より深く学ぶことができました。

大人も子どもも、考えさせられる見学会でした。

 

ご参加の皆さまがガイドの説明を熱心に聞いてメモをとる姿や、お子さん達がガイドの問いかけに対して自分の考えをしっかりと伝える姿が印象的でした。

 

最後にユニセフハウスから配られたカード「すべての子どもに〜を」に、各自思ったことをご記入いただき、見学を終えました。

 

保護者の皆さまから「世界の子どもたちの現状を知る(考える)、よいきっかけとなりました。」「募金がしたくなりました。」などの感想をいただいたり、見学会が終了して自由解散になった後も、見学を続ける方たちもいて、主催として嬉しく思いました。

 

ユニセフハウスは、個人の方でも見学可能です。

親子はもちろんですが、大人だけの見学もおすすめです。

Fad031138b374615bbcd6d871e02612f

 

東京3ブロック委員会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

« 8月度エディター会議 | トップページ | みらいひろば杉戸 8月 »

東京エリア」カテゴリの記事

平和の取り組み」カテゴリの記事

SDGs」カテゴリの記事

東京3」カテゴリの記事